専門治療について

手根管症候群

母指球筋<br />
進行すると麻痺する

手根管症候群について

手根管症候群とは、手首を通る正中神経が圧迫される事によりおこる疾患で、主に親指から薬指(親指側)のしびれや痛みを自覚するようになります。しびれや痛みの症状は夜間や明け方に強く起こる事が多く、睡眠障害の原因にもなります。

手作業の多い方や妊娠、透析も原因となり、やや女性に多く発症します。進行すると、母指の付け根(母指球)が痩せてきて、縫い物やボタンかけ等、細かい作業が困難となり、OKサインが出来なくなります。診断は神経伝導速度検査にて簡単に診断がつきます。

治療は安静(装具加療)、内服薬、ブロック注射等を行い、改善がみられない場合は、徐々に進行していくため、手術加療を行います。

当院では、内視鏡を用いた治療を行っており、局所麻酔下、傷は1cm程度、手術時間は10分程度と侵襲の少ない治療を行っております。 術後は、神経の回復は緩やかなため、すぐにはしびれが改善しない事があり、徐々に改善してきますが、疼痛は多くがすぐに改善します。病状が進行してからの治療は手術を行っても改善が得られにくいですので、しびれを認める患者さんは、まずは検査を行う事をお勧め致します。